生活習慣病
日本での主要な死因はがんであり、心臓病と脳卒中がそれに続き、第2位と第3位を占めています。これらの病気は全死亡の約30%を占めています。心臓病には狭心症や心筋梗塞が含まれ、脳卒中には脳出血や脳梗塞が含まれます。これらはいずれも動脈硬化が原因の血管疾患です。
特に危険な虚血性心疾患や脳卒中のリスク因子には、肥満(特に内臓脂肪型肥満)、高血圧、脂質異常症、耐糖能異常(糖尿病及びその前段階)が含まれます。これらのうち3つ以上ある場合、虚血性心疾患や脳卒中のリスクは正常な状態の人と比較して約36倍以上になると言われています。
このような状態を「メタボリックシンドローム」と呼んでいます。
これらの項目に心当たりがある人は、一つずつでも減らしていく努力が大切で、総合的な治療が必要です。