プラセンタ注射
プラセンタとは
胎盤から抽出した細胞分裂を促進する成長因子(グロースファクター)などの生理活性成分を抽出した多種アミノ酸を含有しています。
日本で使用できる医療用プラセンタエキスは、国産・純正品の安全なヒト由来のプラセンタを使用しています。
更年期障害や乳汁分泌不全、肝機能障害の治療薬として保険適応となっていますが、治療として使用しているうちに、プラセンタが美肌や美容、若返り(シミ、シワ、タルミ等、細胞の活性化・血行促進)、眼精疲労、肉体疲労などの回復に効果があることがわかり、現在では、美容やアンチエイジングの目的でも使用されています。
効果
細胞1 個1個の組織呼吸や新陳代謝を高め、細胞機能を活性化します。
血流、情報伝達物質、ホルモンバランスなどの改善等の総合的な効果によって、肌をきれいにしたり、体の調子を整えたり、やる気が出てきたりと、生命活動のレベルをアップさせ、活き活きとした生活へと導くことにつながります。
主な作用
美白、保湿、細胞の増殖再生、コラーゲンの生成、血行促進、抗酸化作用、抗炎症作用、
抗アレルギー作用、自律神経調整作用、基礎代謝向上作用、創傷回復作用、精神安定作用、
強肝・解毒作用、体質改善作用、血行促進作用、血圧調整作用、疲労回復作用など
(※効果を約束するものではありません。)
プラセンタの安全性・リスクについて
安全性について
- 提供者の血液検査を実施し、梅毒、結核、淋病などの菌や、B型肝炎、C型肝炎、エイズ(後天性免疫不全症候群)、成人T細胞白血病、リンゴ病などのウイルスの陰性を確認しています。
- 更に、工場への原料受け入れ時に、B型肝炎、C型肝炎、後天性免疫不全症候群(エイズ)、成人T細胞白血病、リンゴ病の5つのウイルスについては、改めて検査し、原料の安全性を確認します。
- さらに、未知のウイルスの汚染対策のため、最終工程で高圧蒸気殺菌が施されています。
- 最後に製品試験でウイルス等の病原性物質についての確認試験が行われ、安全性について最終確認をした後、出荷されています。
- このように、感染症に対する安全対策を講じていますが、理論的に未知のウイルス等の危険を完全に排除することは困難です。
- プラセンタ注射の発売開始以来現在までに(メルスモン:昭和31年発売開始、ラエンネック:昭和49年発売開始)、メルスモンまたはラエンネック投与による国内や海外でのB型肝炎、C型肝炎、エイズ、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病等などの感染症の報告は一切ありません。
献血ができなくなります
ヒト胎盤を原料として製造される医薬品の投与により、感染症が伝播したとの報告は
現在まで国内・海外ともにありません。しかし変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等の伝播のリスクを完全には否定できません。
このことから、輸血やラエンネックを含めヒト組織や血液を原料とした製品を1回でも使用した方は、献血ができなくなります。
※献血に協力できませんが、輸血を受けることはできます。
副作用:注射のアレルギー
極まれに、赤い発疹・発熱など、アレルギー症状を起こすことがあります。
これは、一過性の拒絶反応であるといわれていますが、ひどい場合には中止が必要になります。
費用
当院では、メルスモンを採用しています。
メルスモンは、更年期障害や乳汁分泌不全の治療薬として保険適応があります。
上記病名以外の方、美容目的の方は、自費診療となります。
初診料 | ¥1,500 |
プラセンタ注射(皮下注射) | 1アンプル ¥1,500 5アンプルset ¥7,000 |
*特定生物由来製品のため、使用においては同意書が必要です。